■岩渕華林 (Karin IWABUCHI)

09年東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻領域卒業、2011年東京造形大学大学院美術研究領域修了。

主な展覧会に個展「Metamorphosis」銀座三越7階ギャラリー(2018)、個展「Blooming」ギャラリー椿(2018)、「〜現代作家 70 名が描く、つくる〜吾輩の猫展」佐藤美術館(2017)などがある。装画・挿画も多数手掛ける。


《Lily》2018年
和紙に墨、顔料、アクリル、シルクスクリーン
撮影:島田恒平(ギャラリー椿)

■棚田康司 (Koji TANADA)

1993年東京造形大学造形学部美術学科美術専攻II類(彫刻)卒業、1995年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。

2001年文化庁芸術家在外研修員としてベルリンに滞在、2016年インドネシア・バンドゥンおよびシンガポールにて滞在制作を行う。

主な展覧会に個展「たちのぼる。」練馬区立美術館(2012)、「空間に線を引く – 彫刻とデッサン」 平塚市美術館(2019)などがある。


《記念日》2009年
樟板材に彩色、レース糸、真鍮針金
撮影:宮島径
© TANADA Koji Courtesy of Mizuma Art Gallery

■西村知巳 (Tomomi NISHIMURA)

2002年東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業、2004年映画美学校ドキュメンタリー初等科修了。

2004年より集団制作キクプロジェクトの活動を開始。主な展覧会に個展「写真占い」Art Center Ongoing(2018)、「更紙展」いの町紙の博物館(2018年)、「ヤマガタ・ラフカット!」山形国際ドキュメンタリー映画祭(2015)などがある。


《渓流の姉妹》2018年
タイプCプリント

■山本竜基 (Ryuki YAMAMOTO)

2001年東京造形大学造形学部美術学科美術専攻I類(絵画)卒業、2002年東京造形大学研究生修了。

2011年平成22年度ポーラ美術振興財団在外研修員として中国、北京にて研修、2015年インドネシア、ルマ・キジャン・ミヅマにて滞在制作を行う。主な展覧会に個展 ミヅマアートギャラリー (2014)、「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」森アーツセンターギャラリー (2017)などがある。


《混沌図》2012-2014年
キャンバスにアクリル
撮影:宮島径
©YAMAMOTO Ryuki Courtesy of Mizuma Art Gallery

CSP

CSP(Creative Spiral Project)は、東京造形大学美術学科の教員が主体となり、東京造形大学を卒業した芸術家の発表支援と活動記録の蓄積を通じて、新たな芸術表現の育成と社会への還元を行うことを目的としたプロジェクトです。

実行委員会の設定した主題を元にした展覧会と、出品作家とゲストモデレーターによるシンポジウムを開催し、その記録化を行なっています。


第6回展は「人が人をつくる」です。造形芸術の長い歴史の中で、「人」は洋の東西を問わず常に対象とされてきました。

原始美術の人を模した造形に始まり、ギリシャ彫刻では理想的な形と生々しい人体の間で表現が展開され、バロック絵画では劇的表現のために身振りや細かな所作表現が発展していきます。

このような人体の似姿の追求の一方で、具体的な人物や、個性を持った物語の登場人物を表現する、ポートレートとしての造形も数多く制作されています。

今回参加する岩渕華林、棚田康司、西村知巳、山本竜基はそれぞれ版画、彫刻、写真、絵画というメディウムで「人」を扱った作品を制作しています。


歴史的な積み重ねを経てもなお制作され続ける「人」に関わる作品の共通点と差異への眼差しを通して、今日における「人」の造形の在りようを捉えるきっかけになればと考えています。



シンポジウム

日時:2019年9月21日(土)17:00~19:00

会場:東京造形大学12号館201教室(レクチャールーム)

パネリスト:岩渕華林 棚田康司 西村知巳 山本竜基

モデレーター:横山由季子(金沢21世紀美術館学芸員)



レセプションパーティー

日時:2019年9月21日(土)19:00~20:00

会場:東京造形大学10号館1階

アクセス

マップ



東京造形大学附属美術館

〒192-0992 東京都八王子市宇津貫町1556〈東京造形大学構内〉

TEL:042-637-8111

URL:http://www.zokei.ac.jp/museum/